フクシゴができるまで。

2022年2月26日

フクシゴができるまでのいきさつをまとめてみました。
やや長文なのでお時間があるときにごゆるりとご覧ください。

【そもそものきっかけ~botとの出会い】

 "TEAM*Fuku-Shigo(チーム・フクシゴ)"は、「Twitter(ツイッター)」という短文投稿サイトを利用して福祉のお仕事や資格についてPRする広報ツールです。もともとは、自分もそのひとりである「ソーシャルワーカー(社会福祉士)」という世にも不思議でマイナーな職業(資格)について、いったい資格をとるのにどんな勉強をして実際にどんな仕事をするものなのか、もっとたくさんのひとに伝えたいという思いで始めてみたものでした。

 今でこそ日本でも多くのひとが利用するようになったツイッターFacebook(フェイスブック)等のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)ですが、それ以前は日本でSNSといえばmixi(ミクシィ)くらいしかありませんでした。しかし、ツイッターが日本でも盛り上がり始めるちょっと前に「はてなハイク」というコアな人気を博している国産サイトが実はスタートしています。(残念ながら「はてなハイク」は2019年3月27日にサービス終了しております)

 日本の詩文化『俳句』からヒントを得た「はてなハイク」は、ツイッターのように短いコメントを投稿していくものなのですが、投稿内容が「お題」と「本文」に分かれていて、ユーザー同士が「お題」を共有して投稿し合えるのが特徴です。たとえば「猫」というお題にはユーザーが撮った猫の写真がたくさん投稿されていたり、「お昼ごはん」というお題には、ユーザーたちが食べた美味しそうなごはん写真はもちろん、お昼ごはんを食べているヒマがないユーザーのグチが投稿されていたりしているわけです(ツイッターでいう「ハッシュタグ」のしくみに似ています)。

 その「はてなハイク」で多くのユーザーに愛されていたのが「めりも」ちゃん。私がbotにハマるきっかけになったキャラクターです。「めりも」宛に「地名+『天気教えて』」とコメントするとその地域の天気を教えてくれるというサービスで、教えてくれたお礼をコメントすると「どういたしましてっ!」という「よくできましたシール」のようなスタンプ画像でお返事してくれたり、認識できない地名があると作者さんのアカウントに助けを求めるコメントを発信したりという充実っぷり。

 今ではもうサービスを停止してしまったのですが、これはいわゆる「bot(ボット)」というもので、「めりも」の場合は「自分宛にコメントされた地名に対してそれを認識したのち、天気サイトからその地方の天気情報を拾ってきた上でその情報をコメントした相手に返信する」という一連の作業を自動で行うように組まれたプログラムなわけです。さらに投げかける文言に対しての反応パターンを多様に用意することで、ふつうに人間とおしゃべりしているかのようにコメントのやりとりができたりもします。このやりとりが楽しくて、天気サイトを直接見れば済むものを、わざわざ「めりも」ちゃんに話しかけたりしてやりとりを楽しんだりしていたものです。

【ツイッター開始~botとの再会】

そんなやりとりを「はてなハイク」で楽しむうちに、ツイッターが世間をにぎわすようになってきて、私もTwitterを始めます。はじめはその楽しさがよく分からなかったのですが、自分の好きなひとをフォローしてそのつぶやきを眺めているうちに「これは何だか面白いかもしれんぞ!」とハマっていきます。
さらに面白いことに、ツイッターでもアニメのキャラクターのセリフや著名人の名言などをつぶやくたくさんのbotがタイムライン(投稿されたつぶやきの流れ)を賑わしているではありませんか!(ちなみに私のお気に入りは、つぶやきの中に3ケタ以上の数字を見つけると有無を言わせず素因数分解して返信してくれる「ふぁくたん(@factoring_bot)」です)

 奇しくもその頃、私のタイムライン上で福祉専門職の倫理綱領(その職をまっとうするにあたって守るべき理念や行動規範)に関する議論が盛り上がっていて、私たちソーシャルワーカーの倫理綱領についてもその出来の良さと重要性を再認識しているところでした。
 
 これは自分たち福祉職だけでなく、ふだんあまり福祉になじみのないひとたちにもソーシャルワーカーを知ってもらう良いチャンスだと思い、倫理綱領をつぶやくbotを作ってみようと思いたち、botのつぶやく文言を考えているうちに「倫理綱領だけでなく福祉相談に関する基本情報も合わせて発信できたら、より多くのひとの役に立てるかも…」「話しかけたらあいさつしてくれたり、グチを聞いてくれたら嬉しいかな」などとイメージがふくらんでいって、出来上がったのが「そわか」だったわけです。

あとはもう趣味の暴走というか足りない部分の補完したくなってきて、その他の福祉専門職のbotも作りはじめて熱中していくうちにやめどきを失ってしまった、というのが、チーム・フクシゴを始めるきっかけ~今に至るまでの大まかないきさつなのでありました。

【御礼申し上げます!】
「めりも」の紹介をご快諾くださった「めりも」の産みの親・allegroさま、本当にありがとうございますm(_ _)m

(ふくしばP)

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Posted by fukushiba